今でこそ、『アイスティー』が喫茶店やコンビニなど、どこでも飲めるが、紅茶文化発祥のヨーロッパではアイスで飲むなんて考えはなかった。
85〜95度のお湯で淹れ、紅茶のベストな香りや美味しさを自負している彼ら(ヨーロッパ)は広めるべく、アメリカに進出する。
アメリカ展示会で紅茶を振る舞うも全くウケない。紅茶の熱さと香りが繊細なためか、見向きもされない。
彼らはヤケクソになり、紅茶プライドを捨てて、氷をガンガン入れ、香りや味が薄くなったアイスティーを提供。
すると………馬鹿ウケしたらしい。
〝食〟のプライドってそんなもんかもしれない。特に嗜好品は分かる人だけに分かってもらえれば良いのだ。
所詮は嗜好品だから。
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